12月11日防災部会反省会報告
11/24高島小中学校を広域避難所とする地域の現地確認会を実施してのアンケート結果を報告します。
※1 アンケート結果
高島地域の広域避難所は次のとおりです。
※2 避難所一覧
次年度からの取組みとして、
①この避難所現地確認会を継続していく
②年に1度は防災の話合いをしたい
③区自治会役員交代時の引継ぎが大事である
など、自治協議会広報2月号で詳細報告をすることとし、今年度の防災部会を終了しました。
※1 ###広域避難所現場確認会アンケート分析要旨(分析まとめ)###
⾼島地域住⺠⾃治協議会防災部会が実施した「広域避難所現場確認会」アンケート結果からは、 参加者が避難所運営の重要性を強く認識し、今後の地域防災活動に具体的な課題意識を持ったことが明らかとなった。参加者は区⻑・⾃治会⻑、防災リーダー、福祉推進委員など地域の要職者 が中⼼であり、広域避難所の開設から運営までの流れについては「よく理解できた」「ある程度理解できた」との回答が96%を占め、プログラムの効果が⾼かったことが⽰されている。また、住⺠主体での運営の重要性についても9割近くが理解を深めており、⾏政依存から住⺠主体への意 識転換が進んだことが確認できる。
⼀⽅で、避難所のレイアウトや運営イメージについては「多少のギャップを感じた」との回答が 約半数を占め、現場を⾒学することで理想と現実の差を認識した参加者が多かった。運営上の課題としては「⾼齢者・障がい者への配慮」、「⼥性視点の配慮」、「役割分担」が特に多く挙げられ、 従来の防災計画に不⾜していた視点が浮き彫りとなった。⾏政と⾃治会との役割分担については 「⼤きく⾒直しが必要」、「⼀部⾒直しが必要」との回答が過半数を占め、⾏政と⾃治会の協働体制の再構築が求められている。
今後の取り組みとしては、役員交代を踏まえた「継続的な打合せ会」の必要性を強く感じるとの 回答が96%に達し、持続的な学習と情報共有の仕組みづくりが不可⽋であることが⽰された。扱ってほしいテーマとしては「避難所運営の実施訓練」が最も多く、次いで「⼥性・障がい者配慮」 「情報伝達・指揮の整理」が挙げられ、実践的な訓練と計画の⾒直しが強く望まれている。 さらに、地区防災計画については約8割が「⾒直しが必要」と回答しており、特に⼥性視点や実態に即した改善が課題として認識されている。
総じて、本アンケートは参加者に「現場を体験することで課題を具体的に認識させる」という⽬的を⼗分に果たしており、今後は①住⺠主体の運営体制の強化、②⼥性・⾼齢者・障がい者への 配慮の充実、③⾏政と⾃治会の役割分担の再整理、④継続的な訓練と学習会の実施、⑤地区防災 計画の⾒直しという五つの⽅向性が重要であることが明確となった。これらを踏まえ、地域防災⼒を持続的に⾼めるための実践的な取り組みが期待される。
以上
※2 広域避難所7ケ所
高島小学校 鵜川、城山台
高島中学校 打下、湊、巴、榊、
新中野、竜、音羽、
音羽上
アイリッシュパーク
宝、新町、萩の浜、永田
高島B&G 出鴨、宿鴨、南鴨、
宮野、鴨川平、伊黒
冨坂、拝戸、南拝戸、
中溝、鹿ケ瀬、黒谷、
畑
安曇川ふれあいセンター
出鴨、東鴨
高島子ども園 野田、野田南、横山
武曽
安曇川中学校 北野田

