つなぐ棚田遺産 ~ ふるさとの誇りを未来へ ~ 「畑の棚田」と「鵜川の棚田」
今年三月に、「畑の棚田」と「鵜川の棚田」が農林水産省から「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」に認定されました。
棚田には、日本の原風景とも言える美しい景観が見られるだけでなく、自然のダムとも言われる様に水を蓄える力がある他、多様な生物が住んでいるなど多くの特徴があります。
しかし、一方では農作業に労力がかかり、担い手の高齢化などもあって年々耕作放棄地が増えているのも現実の姿です。
そんな中、「畑の棚田」は平成十一年に滋賀県内で唯一『日本の棚田百選』に指定されていましたが、今回は「鵜川の棚田」とともに高島市から二地区が選ばれ、これは高島地域の環境や景観の保全努力が評価されたものです。
「畑の棚田」は最上部と最下部の棚田の標高差が百mもあり高低差が非常に大きいことが特徴ですが、一方「鵜川の棚田」は横方向(南北方向)に大きく広がっており、琵琶湖や湖西線を走るサンダーバードも視野に入り雄大な景観を形成しています。
これらふたつの棚田は、市内外の多くの方々にその魅力を是非とも感じ取っていただきたい高島地域のベスト景観スポットです。
(2022.8)
注:今年の10月1日、2日には、「第27回全国棚田(千枚田)サミット」が高島市で開催されます。